仙台市青葉区の某Officeビルの某企業の会議室のテーブルの修理です。テーブルの表面に椅子のキャスター痕を付けてしまったということで、その痕を消せないかとのことです。傷を消すのは簡単なんです。サンディングで傷を消した上で、補修用クリアー剤で消せます。ただ、補修箇所に熱いお茶などを置くと白っぽくなる可能性があるなど、問題点が若干。当初、電話でのやり取りでそれでいいとの約束の元、現場に行きました。現状を見るとウレタン塗料によって仕上らえているテーブル(表面が輝いているもの)であり、表面のクリアー部分の浅い傷であり、当初の修理で充分。ただ、お客様から全面の多数の擦り傷も消せないかとのこと。弊社使用の塗料はスプレータイプ。あくまでも小さな箇所の補修用のものです。広範囲の修理となるとスプレームラがでます。それはエアー圧が低いためで、どんなに腕のある人でも出てしまいます。ましてや相当の量が必要であり、手持ちでは無理な旨伝え、断りました。全面を綺麗にするには、最善は全面クリアーの塗り直しです。そのためにはそれなりの設備のある業者(通常建具屋さん)が持ち帰りのうえ、行ってくれます。ただ、それなりの金額になるはず。もし、そうなるのであれば、下手に修理しない方が後々作業しやすくなります。であれば、今回は磨き上げ出の施工がよいと判断し、提案しました。ただし、今回は機材は持って来ていませんから、手掛けです。その状態を見て頂いた上でその後の修理を検討することとなりました。磨き上げの結果、傷は消え、違和感もさほどないということで、OKを頂きました。ただ、本来であれば機材を使用することで、もっと仕上がり具合は良くなるため、その旨伝え、後日全面の磨き上げを行うこととなりました。Lucky!
他の具材ですが、機材で磨き上げるとこんな感じになります。

左側1/3くらいの部分が磨いていない部分です。右側に比べ白っぽく見えるかと思います。小さな傷によるものです。磨いて傷を消すと右側のように元々の綺麗な状態になり、白っぽさが消えます。テカテカに輝く素材ですので、撮影場所の上が写り、ちょっと見辛いかも。

上の写真を拡大して無るとちょっと解りやすいですかね。